​そーはく

あんたと出会ってからもう気づけばそろそろ四年だな 変わらない愛誓ってみては揺れ動いていた日々だったな 「あたしとこんなにいるのなら、言葉交わさずともわかるよね」 あんたはそれでいいだろうが　俺はきっと対象外だな あんたはそうこの頃は少し伏し目がちで俺を見るよな...

「大丈夫」そう君が言ってくれたなら　きっと僕は泣いてしまうかも それは君がついた嘘　優しさだとしても 誰にも見えないように　影に隠れて　哀しくふっと息をつくけど 僕に構わず時は巡るだけ　そんなことわかってるさ どうか　どうかお願いよ　時よ戻れ...

もう散々なんだこのままじゃ　描いた理想の僕になれやしないだろうと そう急ぎ生きるのは　僕の悪い癖なのかな そう大胆なことしたなら　あっちもそっちも哀れみ笑い声よ そう踏み出せずいては　誰かのせいとずっと喚いていたんだ 這いつくばってまで隠す足元は　可愛い我が身守るためだ...

慣れない街のアパートの　一人の部屋は広すぎて 傍にいたはずの君への言葉は　響いてはすぐ消えたんだ ガスコンロ壊れてるから　今夜も一人鍋だ そんな言い訳何度だろう　だらしない僕のお腹 鍋を食べる　〆る　残す　翌朝食べる ご飯ちょいと入れて ...

春風と遊ぶ　ベランダのシャツの　その陰から見えた　店先の君 ちょっと慌てんぼうで　いつも忙しくて　けどどこか幸せそうに見えた ​ モノクロで退屈で　似たような日々が　桜咲き、鮮やかに染まる 君の青空のような笑顔につられ　僕も笑ってたんだ ...